ゴルフのスコアカウンターの選び方|アプリと道具を比較
ゴルフのスコアカウンターは何のために使うのか
ゴルフでは、1ホールのあいだに何度もクラブを振ります。ティーショット、セカンド、アプローチ、パット。OB や池で打ち直しになれば、さらに数が増えます。ホールアウトしてからスコアカードに書こうとして「あれ、6打だったか7打だったか」と迷った経験がある人は多いはずです。
スコアカウンターは、この「打つたびに数える」をプレー中に済ませておくための道具です。数え間違いがなくなるだけでなく、スコアを覚えておく必要がなくなるので、次のショットに集中できます。
この記事では、スコアカウンターを大きく3種類に分けて比較し、選ぶときに見るべきポイントを整理します。筆者は Apple Watch 用のスコアカウンターアプリ「ゴルフスコアカウンター」の開発者です。自分のアプリに偏らないよう、ほかの方法の良いところもそのまま書きます。
スコアカウンターの3つの種類
種類 | 数え方 | 主な長所 | 主な短所 |
|---|---|---|---|
手で数える道具 | ダイヤルやビーズを動かす | 電池がいらない。安い | 数えるだけで、記録は残らない |
スマホアプリ | iPhone を出して画面をタップ | 記録が残る。集計や分析ができる | ショットのたびにスマホを出すのが手間 |
Apple Watch アプリ | 手首の画面をタップ | スマホを出さずに数えられ、記録も残る | Apple Watch が必要。電池の管理が要る |
手で数える道具
グローブやベルトに付けるダイヤル式、手首に付けるビーズ式などがあります。打つたびにダイヤルを回したり、ビーズを1つ動かしたりして数えます。電池がいらず、壊れにくく、値段も手ごろです。
一方で、記録は残りません。ホールごとにスコアカードへ書き写し、カウンターを戻す必要があります。パット数やどのクラブを使ったかまで残したい人には物足りません。
スマホアプリ
スコアを入力して、ラウンドの記録を残せるアプリです。過去のラウンドとの比較や、パット数の集計ができるものも多くあります。
弱点は、ショットのたびにスマホを取り出すのが現実的でないことです。多くの人は、ホールアウトしてからまとめて入力します。そうすると結局「何打だったか」を覚えておく必要があり、数え間違いの問題は残ります。
Apple Watch アプリ
腕時計の画面で、打つたびにタップして数えます。スマホをカートやポケットに置いたままでよく、記録は iPhone に残ります。手で数える道具の手軽さと、スマホアプリの記録性をあわせ持った方法です。
代わりに Apple Watch が必要で、1ラウンド(5〜6時間)電池をもたせる工夫も要ります。
選ぶときの5つのポイント
1. プレー中に何回の操作で数えられるか
スコアカウンターで一番大事なのは、打った直後にすぐ数えられることです。操作が多いと、つい後回しにしてしまい、数え忘れの原因になります。ポケットから何かを出す必要がないか、1回の操作で1打を数えられるかを確認しましょう。
2. パットも分けて数えられるか
100切りや90切りを目指すなら、パット数は欠かせない記録です。スコアとパットを分けて数えられると、「ショットは悪くないのにパットで打数を落としている」といった傾向が見えてきます。
3. 記録が残り、あとで見返せるか
数えるだけなら手で数える道具で足ります。上達のためにラウンドを振り返りたいなら、記録が残る方法を選びましょう。ゴルフ場ごとの記録や、メモを残せると便利です。
4. 1ラウンド電池がもつか
アプリを使う場合は、スタートからホールアウトまで電池がもつかが重要です。GPS で位置を記録する機能は電池を多く使うので、オン・オフを選べるものが安心です。
5. 同伴者のスコアもつけられるか
コンペや仲間内のラウンドで、スコアをつける係になることがあります。同伴者のスコアも一緒に記録できると、紙のスコアカードを持ち歩く必要がなくなります。
Apple Watch アプリ「ゴルフスコアカウンター」でできること
ここからは、筆者が開発している「ゴルフスコアカウンター」(バージョン 42.0 時点)を例に、Apple Watch アプリで実際にどんなことができるかを紹介します。上の5つのポイントとあわせて読むと、Apple Watch アプリが合うかどうか判断しやすいはずです。
打つたびに手首でタップして数える
Apple Watch の画面をタップするだけで1打を数えられます。設定でオンにすると、デジタルクラウンを回して数えることもできます。グローブをしたままでも操作しやすい方法です。
パットとスコアを分けて記録する
スコアに加えてパットも記録できます。スコアだけをシンプルに数えたい場合は、設定でパットの記録をオフにできます。
打った位置と飛距離を記録する
GPS を使って、カウントした場所を記録できます。iPhone の画面では、各ショットの位置がマーカーで地図に表示され、マーカー間の距離から何ヤード飛んだかがわかります。マーカーはドラッグして位置を直せます。
バージョン 42.0 では、iPhone をポケットやカートに置いたままでも位置を記録し続けるようになり、打点の取りこぼしが大きく減りました。電池を節約したい日は、位置の記録をオフにしてスコアだけを数えることもできます。
使ったクラブやペナルティも残す
カウントするときに、使ったクラブ(1W、3I、PT など)や、OB・バンカーなどのペナルティを選んで記録できます。設定方法は「ゴルフスコアカウンターアプリのギア・ペナ設定の利用方法」で詳しく説明しています。
同伴者のスコアも Apple Watch だけで
同伴者のスコアも、Apple Watch だけで記録できます。使い方は「同伴者スコア機能の使い方」をご覧ください。
プレーに集中するための機能
- 全集中モード: プレー中にトータルスコアを表示しないモードです。前半の出来を気にせず、目の前のホールに集中できます。
- 一時停止: 昼食の休憩などで記録を一時停止し、電池の消費を抑えられます。
- コンプリケーション: 文字盤からすぐにアプリを開けます。
機種変更に備えたバックアップ
記録はクラウドにバックアップでき、機種変更のときに引き継げます。手順は「AppleWatchでゴルフのスコア管理ができる ゴルフスコアカウンターのバックアップ」で解説しています。
どの方法が向いているか
こんな人 | 向いている方法 |
|---|---|
とにかく安く、数え間違いだけ防ぎたい | 手で数える道具 |
ラウンド後にじっくり記録をつけたい。Apple Watch は持っていない | スマホアプリ |
プレー中にスマホを出したくない。記録も残したい | Apple Watch アプリ |
パット数・飛距離・使ったクラブまで残して上達につなげたい | Apple Watch アプリ |
Apple Watch を持っているなら、手首で数えて記録まで残せる Apple Watch アプリがいちばん手間がかかりません。持っていない場合は、まず手で数える道具で「数える習慣」をつけ、記録をつけたくなったらアプリに移るのもよい方法です。
まとめ
ゴルフのスコアカウンターは、手で数える道具・スマホアプリ・Apple Watch アプリの3種類に分けられます。選ぶときは、次の5つを見比べてください。
- プレー中にすぐ数えられるか
- パットを分けて数えられるか
- 記録が残るか
- 電池がもつか
- 同伴者のスコアもつけられるか
Apple Watch をお持ちなら、「ゴルフスコアカウンター」で、手首でのカウントとショット位置の記録を試してみてください。iPhone だけでは使えず、Apple Watch が必要です。